クロノスプリット 1975

エンツォ・フェラーリが着用した
ハイテク・タイムピース

エンツォ・フェラーリが着用した<br />ハイテク・タイムピース

1975年、ハイテクという言葉はクロノスプリットを意味するように
なりました。電子制御による正確なデュアル・デジタル表示、
そのラディカルなデザインには、フォルムの美しさと機能性が
見事に融合していました。

1970年代半ば、タグ・ホイヤーの開発者たちは新たな展望を
探していました。1/100秒単位の精度を可能にしたデジタル・
ストップウォッチを開発したあと、彼らは革新的なデジタル・
クロノグラフを作りたいと思っていました。彼らの目標は、
時刻表示機能とストップウォッチ機能を合わせ持つ現代的な
デザインの時計を開発することでした。

当時、人々のライフスタイルは劇的に変化しており、
それはデザインに関しても同じでした。
今ではすっかり忘れ去られてしまいましたが、独創的な時計が
流行ったこともあります。そしてクロノスプリットは、その対極に
ある極めてシンプルな時計でした。上のLCDでは時刻を点灯表示し、
下のLEDでストップウォッチ機能を赤で表示します。
これらの表示は同時に、または個別に使用することができました。

この時計を「先進的」と呼ぶのは控えめにすぎるでしょう。
むしろ「最先端」と呼ぶのが適切です。時計愛好家たちは、
この時計をこの時代で最も技術的に新しいデジタル時計だと
評価しています。タグ・ホイヤーでは、フェラーリのロゴを
入れた15個限定のエディションを発表しました。その中の1つは、
あのエンツォ・フェラーリ氏が身に着けていました。
それはつまり間違いなく、最高の承認の証です。